6月17日(金)
朝食後 他に交通手段もなく タクシーで桃岩展望台駐車場へ
視界が利かないくらいガスっていた
加えて あまりの強風に ソーちゃんが飛ばされそう~
で、ハプニング!!
階段で、
私の目の前で、
スローモーションの映像を見ているように
バランスを崩した彼が
一回転、でんぐり返ったのだ
手を出す暇もなく、見事にひっくり返った
頭の中は 昨夕のヘリで運ばれていた人のことが よぎる
不幸中の幸いは 彼がリュックを背負っていたこと
いくらかクッションになったようだ
それでも しばらくは声も出せないで、痛み我慢する彼
しばらくは動かず様子をみる
もう、花どころでは無い
おまけに 私の腹具合まで怪しくなる
本人も動けると言ってくれたので 何とか道路まで降り、タクシーを呼び
フェリーターミナルに戻ると、利尻富士の全容がくっきりと見えた
行きのタクシーの運転手さんは 無愛想だったけれど、帰りの方は道中観光案内もしてくださって 親しみやすい方だった。ここでは観光シーズンはタクシー運転をされ、冬などは出稼ぎにも出られるそうな…
昼食は、フェリーターミナル2階「武ちゃん寿司」で、ほっけ蒲焼丼、これが、安くてものすごく美味しかった(中は昆布…こんなにおいしいホッケはその後お目にかかれない)
香深 13:05発⇒鷲泊 13:45着 礼文島から利尻島へフィールズ号で
先にホテルで荷物を預け、定期観光バス利尻スポット巡りBコース(3100円/人)で、利尻島1周の観光コースで出発!
鴛泊14:00発⇒16:50着
鴛泊FT~姫沼~野塚展望台(車窓)~オタドマリ沼~仙法志御崎公園~人面岩.寝熊の岩(車窓)~鷲泊FT
カメキチどんの追体験記より~
利尻山も観る角度、場所から変わるが、どこから観ても素晴らしい。先鋒はギザギザしたところがあって、一見、槍ヶ岳みたいだ。雪渓が多く山肌に陰影をつけ、それが花が咲いているようにも見える部分がある。ホントに美しい。どんどん山、いや島が近付き、いつの間にか「ぺシ」岬などが鮮やかに見えてきた。「鴛泊」港はすぐそこだ。
さぁ、出発。時計回りにバスは走るのだそうだ。さっそく湾岸からは今着いたばかりのフェリーターミナル、その背後に確かにゴリラのような形の「ペシ」岬。
ガイドさんが言うように(僕らが座った側は海沿いで、反対側は山の方)利尻山のてっぺんが柔らかなマフラーでもまとっているように、雲がゆるやかに流れているのが向かいの席の上の長窓越しに見える。ステキな格好だ。すぐに海岸沿いの如何にも人工的な広場みたいな平地があり、そこに黄色な可憐な花がポツリポツリ咲いている。何とそれが「リシリヒナゲシ」。ガイドさんありがとう。
次は「オタドマリ」沼。ここからの利尻山は北海道を代表する銘菓の一つ「白い恋人」のパッケージのモデルとなっているそうだ。なるほど!ここから望む利尻山は周りの空間が広く感じられるためか、ゆったりのびやかに観える。きっと、「オタドマリ」沼が悠然と広がっているからだろう。姫沼が近く迫っているのに対し、遠い風景なのである。〰略~
沼のそば、周囲は散策路も整備されているようだ。すぐ近くに桜がきれいに咲いている。広場の売店で「熊笹ソフト」を食べる。
車窓から、利尻山が色々な形を見せてくれる。車はぺシ岬、その隣に位置する「夕陽丘展望台」のある岬を見ながら街の中を走り、フェリー乗り場へ戻る。そこへは今夜世話になる「北国グランドホテル」の送迎バスが来ていた。
宿は「日本最北の露天風呂」がある天然温泉、夕食には馬糞ウニ・生ウニが出た。胃のない僕には食べきれない量のおかずが並んだ。あーぁ、極楽極楽!
利尻島も かつてはアイヌの人々の地だったが、昭和の初めの頃には東北や富山の人々が移ってきて、今ではアイヌの人たちはほとんど住んでいないらしい
夜 背中を改めて見た 背中に打ち身のあと生々しく…ずっと 我慢していたのだった