日別アーカイブ: 2016年6月3日

樹の寿命

旅から戻った翌日 夕方のニュースで 街路樹が根こそぎ倒れる事が増えていると言っていた

日本全国に街路樹は675万本、高度成長期に道路整備にともない、排気ガスなどの環境対策、景観の美化、火災の延焼を止める防災などの目的で 街路樹が盛んに植えられたそうです。ところが、植えられた環境(道路や排水溝などに囲まれ、自由に根を張れず、十分な栄養を吸い上げることができない)ために 本来の木の寿命を大幅に短くして 今木の根元の空洞化などで、突然倒れるという事案が今増えてきているのだとか…

その中で 樹木医の方のことばが 印象的だった

「私(が木)だったら逃げるね。
こんな所に植えられちゃったら、(木は)逃げようがない。」

 

『置かれた場所で 咲きなさい』Bloom where God has planted you.

渡辺和子さんの本を読んで

うんうん、と思った

でも 渡辺さんは
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう

そういう意味で 言われている

 

根が張れない場所に 置かれたら…

 

今回 北海道道東を旅する中で 倒木を多く目にした

根室へ向かう 湿原の中

阿寒湖のほとり

その倒木は そのまま 朽ちていくようだ

 

f:id:buunanome:20160603150120j:plain

これも阿寒湖のほとりの道で…根が十分張れないのは 下が溶岩だから?

こんな木が あちこちに

これは街路樹とは また違うのだろうけれど

 

とっとと逃げ出せず 朽ち果てることもできず

どんどん伐採されていく街路樹

痛ましいなぁと これからは 見上げることになりそうだ

2016年 65歳の誕生日お祝い旅~道東編①

5月24日(火) 大津京5:51 フルムーングリーンパス7日間で出発

30日(月) 大きなアクシデントに会う事もなく 無事に帰宅

振り返ってみれば 幸運続きだった旅だった

 

帰ってから ど~~~っと疲れが…

 

やっと 写真の整理ができる状態になった

が、これがまた つれあいの写真の多さは半端じゃない

何時も視界が揺れている彼は 

とにかく 数打ちぁ~どれかはマシなんが撮れるだろうと

カメラを列車の窓に向けつづけ シャッターを押しまくる 

仕方がないのだけどね

帰りには 電池切れで 私のを貸し出す始末

その整理に まだまだ時間がかかりそう…

 

わたしだって この気持ちを忘れる前に ブログ書きたいよ~

ということで 少しづつアップすることにした

 

24日の富士山に見送られ 

f:id:buunanome:20160603120827j:plain

新幹線を乗り継いで 

東京駅では深川めしの駅弁を買いf:id:buunanome:20160603121102j:plain半分こ 

 

新函館北斗駅へ13:38着

駅での滞在時間は30分 

乗り換えだけで 行きも帰りも時間ギリギリ

見渡したところ 土産物売り場は コンビニだけ?(あったのかもしれないけれど)

帰りなどは、いきなり在来線から新幹線乗り場へ誘導され、人で混雑する中 狭いホームへ押し出され そこには自動販売機も見当たらず 車内販売で購入するしかなかったのだが、その車内販売もなかなか回ってこず。きっと、わたし達のような何の用意もない人が多かったのではないかと…この線を利用なさる方はどうぞ、お気をつけくださいね

ここから特急北斗で 

車内では とうもろこしアイスも 半分こ!f:id:buunanome:20160603121311j:plain

実は 旅に出たら 気前良くなるわたしなのだ

(財布の中身をあんまり気にしないようにね)

 

苫小牧へ~16:51着 一日 列車の移動はそれなりに疲れる

駅前のルートインに宿泊、さっそく荷物を預け ネットで調べた駅中の店で名物ホッキカレーをいただくつもりだったが 閉店は17時とあるのに16時半にもなっていないのに もう閉店する様子…そこをなんとか、と聞いてみたがつれなく拒否…

確かに苫小牧の飲食店は早くに閉まるとは書いてあったけどね

がっかりだねぇ…

駅の中にあったらしいエスタは 昨年で店じまいしていて 

どことなく 荒れ果てて 哀愁漂う駅

ここだけにとどまらない、わが町の大津駅も同じようなものだし、旅先であぁ…ここも昔は賑やかだったろうと思うことが少なくない

 

居酒屋へ入る度胸もないわたし達 

駅向こうに見えたドン・キホーテをめざし、食料品売り場で夕食(ホタテ飯・ホッキ寿司)を調達  

ホテルに戻って ゆっくり食べた

おいしかった!

ルートインは 駅近く、安くて、大浴場があるのが わたし達にはありがたい

浴衣でなく上下別れているルームウエアも 使い勝手がいい

女風呂は専用カードで出入りし コインランドリーもあるし安心 

コーヒー好きなつれあいは 飲み放題の美味しいコーヒーに喜んでいた

部屋からの眺めは 昔習ったように製紙工場の煙突から終夜モクモクと煙がたなびいていた

f:id:buunanome:20160603122849j:plain

ここまでの道中は 一度ならず通過したことがある私は ウトウト専門で、横でカメラをしっかと握っているつれあいは 居眠りもせず!

旅先での つれあいは もう別人だ

 

この旅で 一番心配だったのは荷物

前回重いリュックで 腰が痛くなったので リュックからスーツケースにお互い変えた初めての旅 

f:id:buunanome:20160603124630j:plain

彼は 当初 朝早いから人の少ない京都駅では 引いて歩くと言いはった

でも、降りるエスカレーターは 荷物に気を取られるし

降りたその場で止まりがちになるので、後ろの人に迷惑にもなる

わたしが言っても なかなかその点が納得してくれなかったのだが

東京の人混みの中 片手に杖、片手に荷物を引くことの困難さに 納得してくれて荷物を背負って移動 

f:id:buunanome:20160603124804j:plain

重いけど、やはり 歩行に問題がある彼には 混雑するところや移動時間が限られる時は背負うに限る

 

それに 北海道の特急では 列車の乗り降りにも 結構段差がある

 

飛行場も近い南千歳駅なのに 登りのエスカレーターしかないというのにはビックリ!

重いスーツケースを 持って降りなくてはならなかった 

困っている人はきっといると思うなぁ

 

フルムーンでは グリーン車が使えるのだけど 以前のようなサービスは無くなって ただ普通車より 4人掛けで余裕があるという差かな

普段は グリーン車なんてとんでもない身分

だから、フルムーンのこの特典は長距離移動で 重い荷物を網棚に上げる苦労もせず、足元に置いておけたのが何よりありがたかった

 

北海道道東の旅

夫さんの65歳の誕生日記念に 行ってきましたよ~

がんばって、1週間

フルムーングリーンパスをフルに活用して 念願の釧路湿原、根室、阿寒湖へ

行き帰りは 列車の移動でそれぞれ一日がかり

北海道は 遠い!

北海道は 今初夏の緑が鮮やかで 桜もちらほら

レンギョウやつつじなど 春と初夏の花もあちこちで

まだまだ 写真の整理が 多すぎて 出来ていません

 

30日に帰って 今日で4日

やっと日常に戻った感じです

 

欲張っちゃダメと これでも焦点を絞って

夫さんに無理が無いように 計画したつもりだけど

腕時計という 大事な旅のツールを 前日に鞄を急きょ入れ替えた際に 入れ忘れ

そのせいで 時間が よけいに気になった旅になってしまいました

 

JR北海道は 何かとトラブルが多い路線(28,29日も故障続いてダイヤが乱れていたらしく)

現に 帰りのたて込んだスケジュールの中 南千歳で乗り換えでホームに降りるなり

近くの駅で人身事故発生したとの放送…ハラハラドキドキ

幸い わたし達の乗る列車は 

事故駅を過ぎて緊急停車していたので 12分くらいの遅れで済んだのですが 

上下運休やら何やらと たくさんの方の計画をダメにしたらしいのです

そんなことを思えば 

雨に降られたのは 阿寒湖の夜だけという強運に 感謝、感謝の旅でした

ただ、ネットで調べた通りには行かないもので 良い事も 悪いこともそれなりに…

写真の整理が終わった所から アップしていきましょう

5月25日は 苫小牧から釧路へ

宿へ荷物を預かってもらって 早速釧路湿原展望台へバスで

写真のとおり、霧!(釧路は霧がよく出る町とは書いてあったけどね)

それでも 木道は広く 夫さんも歩きやすく

オオハナノエンレイソウがたくさん咲いているなか 一応湿原が遠望できるというところまで歩いてみた

な~んにも 見えなかったよ…

バスを待つ間に 丹頂ソフトを記念に食べる

この日は 人もまばら

こわいから クマ鈴をなるべく鳴らして歩きましたよ

案内所で タンチョウは?と尋ねている人がいて ちょっとびっくり

売店の方の方が親切、案内所の方は事務的な感じで 男子トイレは2階にしかなく

2階の展示室は有料で、トイレへ行くのも断らなくっちゃならず

わが夫さんも 言いにくくて わざわざ足場の悪い戸外へ…

そんなこんなも あこがれの地にいる!という高揚している気分を壊すわけでもなく

24,25日はあっという間に過ぎて行きました