2011年北海道(礼文・利尻)花の旅③

16日(木)  

徒歩でフェリー乗り場へ!間際まで 日本旅行手配の引換券と乗船券を引き換えることを知らなかったので、早くに来ていたのに ぎりぎりセーフというハプニング!

稚内フェリーターミナル内で礼文観光Aコース(夢の浮島礼文めぐり)を購入(3300円/人)            

稚内  6:20発⇒ 香深  8:15着 「サイプリア宗谷」3500トン

乗船時が遅れたので 船内の座席が無く やむなく船外の椅子に座る

6月平均気温12.4℃だというが、この日はフリースに雨合羽、つれあいには前もってズボンを2枚重ねてきたが 寒かったぁ~風のせいで つれあいは簡単に勝手に体を持っていかれるのが 情けなかったようだ

 

礼文観光Aコース8時半出発。ガイドさんの説明を聞きながら、レブンアツモリソウや、スコトン岬、桃岩展望台などを巡る2時間コース

バスは2階建てだったが、乗り降りに便利なので私たちだけが1階に乗った

 

礼文町は、北緯45度30分14秒、東経141度4分16秒、稚内の西方60kmの 日本海上に位置する日本最北の島。  最高峰の礼文岳(標高490m)を中心に南北29km、東西8km、 面積約82k㎡のなだらかな丘陵性の地形が広がっていますが、冬の厳しい偏西風を 受ける西海岸は切り立った断崖絶壁が連なり、東海岸はなだらかに山並みが海へと続く。平成17年5月31日現在、約3,433人の人々が暮らし、利尻礼文サロベツ国立公園の中でも、夏には約300種の高山植物が咲き乱れる風光明媚な花の島、そして海の幸豊かな漁業と観光の島。

 

カメキチの追体験記から~

…バスはしばらく海岸沿いの主要道を走るが、ガイドさんは、あっちこっちに昆布が打ち寄せられており、誰にもすぐに拾えるけれど我々が捕れば〈泥棒〉となること(それは地元の漁業組合で管理されている)、名所旧蹟はもちろん、目に入る様々な物・景色、地域の昔のこと・歴史まで話してくださる。とってもいい勉強になる。

 目ぼしい所はちゃんと降りて見物するようになっていて、初めの「澄海(スカイ)岬」を皮切りに「礼文アツモリソウ」群生地、「スコトン岬」と巡った。

「澄海(スカイ)岬」は坂道の傾斜がきつそうで、他の人の迷惑になるので岬まで行くのは止めて残念だったが、入り口付近の岸に見事に花々が咲き乱れ、夢中にシャッターを押していた。○○だけでもともかく、岬まで行けてよかった。f:id:buunanome:20160623090652j:plain

次の「礼文アツモリソウ」群生地では入り口付近でもいっぱい見られ、二人でパチパチ…。「礼文アツモリソウ」は可愛らしい花で、泊まった宿の売店に、木で額縁にレリーフ状にその形がうまく描かれた土産物があり、記念に買った…f:id:buunanome:20160624095225j:plain 

「久種(クシュ)湖を抜け、バスは端っこの「スコトン岬」へ。

利尻もそうだが、ここ礼文も地名のいたるところにアイヌの人たちの言葉が残っており、北海道全部、元々アイヌ民族の人たちの土地だったということを強く感じる。勝手で貪欲な和人たちがアイヌの人たちを迫害した歴史を、僕は知らなさすぎる。

天気は風が強く、海に向かっての視界も好くはないが、雨じゃないのでありがたい。

「スコトン岬」の少し先には「トド島」が観える。寒い中、標識を背に僕らも記念撮影とくる。観光バスツァーの間もレインウェアは着たまんま。この標識にもここが日本最北と書かれてあるが、ガイドさんの話では緯度的には稚内の「宗谷岬」らしい…この寒さと荒涼とした風景はこの地が〈最北〉だと信じさせてくれた。それに名前もステキだ、「スコトン岬」

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 礼文島はちょうど蟹のハサミのような格好で、車窓からガイドさんが話してくれるもう一つの岬のうっすらとした影を探す。島の西側はトレッキングコースとなっており、歩くしかない(歩きたいなぁー)。で、バスは来た道を折り返す。そして、香深港の手前から坂道を上り、「桃岩」展望台付近、もう一つの有名な観光コースへと行く。

「桃岩」に向かうのにはバスは少し山を登り、トンネルも通り、それまでの観光地より標高がちょっとは高い。それもあり、またこの辺の地形も関係しておりガスはますますひどくなる。でも、バスの行く手や頭上に、窓を通して圧倒的に迫ってくる「桃岩」、それに連なっている海から突き上げた崖などの迫力は凄い。強い風をはじめ厳しい気象は、展望台付近までの道路沿いはダケカンバなどの亜寒帯樹、灌木が見られるが、「桃岩」のあるところは草しか生えさせず、ここらの草原地帯に素晴らしい高山植物が雪の季節を除き年中、次から次へと絶えることなく色々な花々が咲くのである。

バスから降りたら、さっそく○○は花をパチリ!僕は「桃岩」、眼下のガスでぼんやりとしか観えない「元地港」などをパチリ。ガイドさんは、私たちに分かりやすいように「地蔵岩」「猫岩」とその名の通り、海岸に切り立った特徴的な岩を指差してくださるが、ガスが立ち込めているので遠くの「地蔵岩」の方はもう一つ見えにくかった。「猫岩」は近く、ホント、猫が後ろを向いているみたいだ。ここで明日のあるとき、スゴくて面白い、しかし少々ショックなことが起きるのであったが、そのことも知らず知る由もなく(だからこそ、イイのである)、再びバスに乗り込み、大満足の観光コースの旅を昼前には終えるのであった。

 

観光バスを降りて、昼食に選んだのは、「ひまわり食堂」の生のりラーメン

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美味しかったぁ~

本日のお宿は三井観光ホテル    

港のそば徒歩5分程と言うので歩いて早めにチェックイン、風呂は4時から、つれあいは一眠り! 

食事中 救急ヘリが飛んできて、宿の客がトレッキング中に 足の骨折?

その人の搬送を まじかで見た 

礼文の宿の食事には もちろんウニが

満足満足!