2016/3/9
ヨハン・テオリン(Johan Theorin、1963年 – )
デビュー作に始まる作品群、冬の灯台が語るとき 2012/2/9・黄昏に眠る秋2013/3/8・赤く微笑む春2013/4/10は、幼い頃から毎年夏期を過ごしていた母方の一族の出身地であるバルト海のエーランド島を舞台にしているのだが、今度の夏に凍える舟エーランド島四部作の最後の本
寡作な著者ヨハン・テオリンについての情報は多くない
今回は 前作から間をおいての発行なので
著者名を見ても「…誰だっけ?」てな感じ
とりあえず、読んでいく
そして、なつかしい人に再会する
ボトルシップを作る趣味を持つ、高齢の元船長イェルロフに!
今年に入って私の読む本は 何故か過去に 人間が実際におこなった残虐な事実が本の中に出てくることが多いのだが 今回もしかり…
こんなはずではなかったのに(できれば、分かっていたら遠慮する本だったのに)
時すでに遅し、本にがっちりと心を奪われてしまっては引き返す道はなく読了した
ハァ~ 人間の業…多分、自分の中にもある、見にくいもの…
どれも 読み応えある四部作だ
本を読んでいると 主人公が現実に存在するかのような そんな心持になる事はありませんか?
わたしには たくさんの人がいます
けれど それらの主人公は著者次第、もしくは海外のものなら出版社次第で 長らく会えてない人も(永遠に会えなくなった人も)
そんな時 今更ですが
もっと外国語に堪能な頭が無いことが悔やまれます
老い先短いイェルロフに もう会えないのかなぁ
こっちもどっこいどっこいだからなぁ…(´・ω・`)